トップ画像: Suicasmo / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

大分県由布市湯布院町の由布院温泉は、町のどこを歩いても由布岳が見守ってくれる温泉地です。駅名と温泉名は「由布院」、町の名前は「湯布院町」と書くので、この記事でも場面に合わせて両方を使います。

この記事では、由布岳の見え方を目印に、駅から湯の坪街道、金鱗湖、展望所への回り方をまとめました。湯布院観光のモデルコースになる時間割とアクセスもあります。宿は2日目、食べ歩きとお土産は3日目の記事にまとめます。

📌 結論だけ先に知りたい方へ

  • 駅から湯の坪街道を通って金鱗湖まで、歩いて約25〜30分(由布市・YUFUINFO)
  • 辻馬車(約60分・大人2,500円)とノルクは、当日朝9時からYUFUiNFOで先着順
  • 金鱗湖の朝霧は秋〜冬の冷え込む早朝に。毎朝ではないので、1泊して翌朝ねらうのがおすすめ

出かける前のお知らせ

  • JR由布院駅は2026年度冬頃まで修繕工事中で、横の仮駅舎で営業しています。アートホール(待合室)とホームの足湯は使えません(YUFUINFO、2026年10月30日確認)
  • 2026年の令和8年熊本地震のあとです。列車・バスの運行や施設の営業は、出かける前にJR九州・大分交通・西日本鉄道・YUFUINFOの公式で確かめてください
Contents
  1. 由布院は由布岳の見え方で歩くと楽しい
  2. 駅を出たら正面に由布岳、まずYUFUiNFOへ
  3. 由布岳を眺めて歩く湯の坪街道の約800m
  4. 湯の坪街道まわりはポイ捨てと路上喫煙が禁止
  5. 金鱗湖は、もとの名が「岳ん下ん池」
  6. 金鱗湖の朝霧は秋〜冬の冷え込む早朝に
  7. 歩いて約15分の六所様と、由布岳ゆかりの佛山寺
  8. 辻馬車・ノルク・自転車・人力車の選び方
  9. 由布岳を望む赤レンガのステンドグラス美術館
  10. 盆地ごと見下ろす狭霧台と蛇越展望所
  11. 1泊2日の時間割、朝霧は翌日の早朝に
  12. 朝霧の朝に動きやすい宿の探し方(PR)
  13. 博多から特急、福岡・大分空港からバスで
  14. 車なら駐車場マップと裏道マップを先に
  15. 由布岳の色と行事で見る季節カレンダー
  16. まとめ:由布岳を目印に、朝霧は翌朝に
  17. よくある質問
  18. 数字の根拠

由布院は由布岳の見え方で歩くと楽しい

由布院の町歩きは、由布岳がどこに見えるかを気にしながら歩くと、ぐっと楽しくなります。駅前では正面に、湯の坪街道では歩きながら、展望所では盆地ごと。場所ごとに山の表情が変わるからです。

由布岳は標高1,583mで、頂上が2つに分かれた双耳峰です(由布市の観光公式サイトYUFUINFO)。この記事では山には登らず、ふもとの町から眺めて楽しみます。

まずは、この記事で回る場所と由布岳との関わりを、早見表にまとめました。

場所 由布岳との関わり 駅からの目安
駅前・YUFUiNFO 2階 駅を出ると正面に見え、展望デッキから間近に眺められる 駅の隣
湯の坪街道・城橋 晴れた日は眺めながら歩け、橋の上から撮れる 白滝橋から約800mの通り
金鱗湖 秋〜冬の冷え込む早朝に朝霧が出ることも 徒歩約25〜30分
六所様・佛山寺 佛山寺は由布岳の山腹から始まったと伝わる寺 六所様まで徒歩約15分
狭霧台・蛇越展望所 由布院盆地ごと見下ろせる 蛇越は車で約15分

駅からの目安は、由布市の観光ガイドブック(2025年英語版)とYUFUINFOの案内によるものです。歩く順番は、駅から近い所から遠い所へ。最後の展望所だけは、車で行く場所として紹介されています。

YU人
YU人
キャリーケースを引いたまま湯の坪街道を歩くのは、ちょっと大変そう…。大きな荷物はどうしたらいいの?
とりじん
とりじん
駅の隣のYUFUiNFOで預けられるよ。由布院温泉観光協会に入っている宿なら、その日のうちに宿へ届けてもらう方法もあるんだ。

荷物を預けるか宿へ送るかは、着いてすぐ決めておくと身軽に歩けます。料金と受付時間は、次の見出しにまとめました。

駅を出たら正面に由布岳、まずYUFUiNFOへ

JR由布院駅の駅舎を出ると、正面に由布岳が見えます(YUFUINFOの特集)。旅の最初の一枚は、ここで撮っておきたいところです!

由布院駅前の通りの先にそびえる、頂上が2つに分かれた緑の由布岳。両側に店の建物が並ぶ

写真: ほっきー / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(駅前から見た由布岳、2022年5月の写真)

駅の隣には、由布市ツーリストインフォメーションセンター「YUFUiNFO」があります。2階の展望デッキからは、由布岳を間近に眺められます(YUFUINFOの特集)。

駅は今、横の仮駅舎で営業中

由布院駅は、建築家の故磯崎新氏が設計した、全体が黒で統一された木造の駅舎です。1990年12月15日に今の姿に生まれ変わりました(YUFUINFO「JR由布院駅」)。

ただ今は、2026年度冬頃まで修繕工事中です。もとの駅舎は封鎖され、横の仮駅舎で営業しています。工事中のみどりの窓口は7:00〜18:00です(同じページ)。

待合室を兼ねた「由布院駅アートホール」とホームの足湯も、工事中は使えません。アートホールは2026年12月頃まで休館の予定です。工事の状況によっては延びることもあります(YUFUINFO「由布院駅アートホール」)。

2階の展望デッキと旅の図書館

YUFUiNFOは、JR由布院駅の隣にある観光案内所です。開いているのは9:00〜17:30で、定休日はありません(YUFUINFO「由布市ツーリストインフォメーションセンター」)。

2階には、約1,500冊の本がそろう「旅の図書館」と、由布岳を眺める展望デッキがあります。列車までの待ち時間を過ごすのにも、ちょうどいい場所です。

荷物は預けるか、宿へ送る

YUFUiNFOの1階では、大きな荷物を預けられます。手荷物預かりは9:00〜17:00で、料金はLサイズ800円、Mサイズ600円、Sサイズ500円です。

コインロッカーもあり、大が600円、小が500円です。手荷物預かりの料金は、令和7年10月1日に改定されたものです(YUFUINFO「ゆふいんチッキ」)。

宿へ荷物を当日届けてもらう「ゆふいんチッキ」もあります。受付は9:00〜15:00で、由布院温泉観光協会に加盟している宿だけが対象です。対象の宿は、同じページの一覧で確かめられます。

もう1つ覚えておきたいのが、朝9時です。YUFUiNFOの窓口が開くと、辻馬車とノルクの当日予約、レンタサイクルの貸し出しが始まります。乗り物の選び方は、このあとの見出しで比べます。

由布岳を眺めて歩く湯の坪街道の約800m

湯の坪街道は、天気の良い日には由布岳を眺めながら歩ける通りです(YUFUINFO「湯の坪街道」)。由布院の町歩きは、この道が中心になります。

由布見通りから白滝橋へ

JR由布院駅から、駅前の由布見通りをまっすぐ進むと白滝橋に出ます。そこから約800mが、由布院の目抜き通り「湯の坪街道」です(YUFUINFO「湯の坪街道」)。

通り沿いには約70の店が並びます(由布市の観光ガイドブック2025年英語版)。店の営業時間と定休日は、店ごとに違います。食べ歩きの店とお土産は、3日目の記事で取り上げます。

城橋の上から由布岳を撮る

由布岳の写真を撮るなら、参宮通りの城橋も覚えておきましょう!YUFUINFOの特集では、城橋の上から由布岳を撮影できると紹介されています。

湯の坪街道を歩いたあと、山を写真に入れたいなら少し足をのばしてみてください。

路地を抜けて川沿いへ

通りから少し外れて歩きたいときは、路地を抜けて川沿いへ出てみてください。YUFUINFOでは、大分川上流の川沿いを散策するのもおすすめとされています。

湯の坪街道は、寄り道してこそ楽しい道です。橋や路地へ入って、由布岳の見え方の違いを探してみてください。

湯の坪街道まわりはポイ捨てと路上喫煙が禁止

湯の坪街道のまわりは、ポイ捨てと路上での喫煙が条例で禁止されています。だれもが気持ちよく歩けるように、由布市が決めたルールです。

「由布市ポイ捨て等の防止に関する条例」(令和6年条例第31号)は、2025年(令和7年)4月1日に始まりました。同じ日に「湯の坪街道周辺ポイ捨て等防止重点地域」が指定されています(由布市の条例の資料)。

決まりのポイントは、次の3つです。

  • ポイ捨ては、だれでも禁止(第6条)
  • 重点地域では、路上などでの喫煙が禁止。ただし市長が指定する喫煙所は除く(第9条第2項)
  • 違反すると勧告、命令と進み、命令に従わないと過料(第14条)。個人の過料は2,000円(施行規則)

由布市の観光ガイドブック(2025年英語版)にも、旅行者へのお願いが載っています。喫煙は決められた場所だけにして歩きたばこをしない、ゴミは分けて捨てる、といった内容です。

列に並ぶときは最後尾から並ぶこと、撮影禁止の場所に気をつけることも書かれています。どれも難しいことではありません。気持ちよく歩くための、旅の約束ごとです。

金鱗湖は、もとの名が「岳ん下ん池」

金鱗湖のもとの呼び名には、「岳」の字が入っています。大分なまりで「岳ん下ん池」と呼ばれていたそうです(YUFUINFO「金鱗湖」)。

今の名前がついたのは、1884年(明治17年)のこと。儒学者の毛利空桑が、湖の魚の鱗が夕日に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたと伝わります(同じページ)。名前の由来を知ると、夕方の湖面の光も見てみたくなります。

青空と白い雲が映る金鱗湖の湖面に立つ石の鳥居。右手に湖に面した建物、奥に緑の山々が見える

夏の金鱗湖(2018年8月の写真)

金鱗湖の場所は、大分県由布市湯布院町川上1561-1です。定休日はありません。湖の周りには散策路があり、魚や水鳥を眺められます(YUFUINFO「金鱗湖」)。

湖に専用の駐車場の案内はなく、公式ページでは近くの有料駐車場を使うよう案内されています。車で行くときの準備は、後半の車の見出しでまとめました。

湖を背にした天祖神社

金鱗湖のすぐそばには、湖を背にして建つ天祖神社があります。中央に天祖神、右に八坂神社、左に金比羅神社がまつられています(YUFUINFO「天祖神社」)。

住所は湯布院町川上1750で、駐車場はありません。湖を散策するついでに、歩いて立ち寄れます。

YU人
YU人
金鱗湖の朝霧って、朝早く行けば毎日見られるのかな?せっかく由布院に泊まるなら、ぜひ見てみたい!
とりじん
とりじん
公式は、秋から冬の冷え込む早朝に見ることもできる、という書き方なんだ。毎朝とは書いていないから、冷えた朝をねらおう。

金鱗湖の朝霧は秋〜冬の冷え込む早朝に

金鱗湖の朝霧は、秋から冬の冷え込む早朝に見られることがある景色です。毎朝見られるものではないので、ねらうなら冷えた朝の早い時間に湖へ向かいましょう。

YUFUINFOの「金鱗湖」のページには、こう書かれています。「秋から冬の冷え込む早朝には、朝霧に包まれた幻想的な金鱗湖の姿を見ることもできます」。

朝霧を特集したページでは、「観光や撮影におすすめの時間帯はズバリ早朝」とも紹介されています(YUFUINFOの特集「金鱗湖」)。早起きしてでも見に行きたくなる景色ですね!

湖から湯気が立ちのぼるしくみ

金鱗湖に朝霧が出るのは、湖の水が温かいからです。湖には清水と温泉が流れ込んでいて、一年を通して水温が高くなっています(由布市の観光ガイドブック2025年英語版)。

そのため、冷え込んだ冬の朝には、湖面から湯気が立ちのぼります。YUFUINFOの特集でも、湧水と温泉が流れ込んで水温が高いため、晩秋から冬に湖面から水蒸気が立つと説明されています。

朝霧の時間は、まだ店が開いていない

早朝の金鱗湖へ行くなら、まわりの店はまだ開いていないつもりで出かけてください。早朝から開いている店は、公式の情報では確かめられませんでした。

たとえば、金鱗湖のほとりにあるカフェ ラ リューシュ。営業時間は9:00〜16:30で、水曜日が定休日です(YUFUINFO「カフェ ラ リューシュ」)。温かい飲み物は、宿で済ませてから出かけるのがおすすめです。

朝に動くなら、泊まる場所が効く

駅から金鱗湖までは、歩いて約25〜30分かかります。朝霧の時間に湖へ着くには、どこに泊まるかが大事です。泊まる場所の考え方は、後半の「宿の探し方」で取り上げます。

歩いて約15分の六所様と、由布岳ゆかりの佛山寺

佛山寺は、約1000年前に由布岳の山腹に庵を結んだのが始まりと伝わるお寺です。慶長の大地震のあとに、今の場所へ移りました(YUFUINFO「佛山寺」)。

住所は湯布院町川上1879で、駐車場があります。由布岳とのつながりを知ってから訪ねると、町の歴史が少し身近になります。

大杉の切株を祀る宇奈岐日女神社

宇奈岐日女神社は、地元では「六所様」の通称で呼ばれる神社です。住所は湯布院町川上2220で、駐車場があります(YUFUINFO「宇奈岐日女神社」)。

1991年(平成3年)の台風19号で、境内の大杉のほとんどが倒れました。今はその切株が祀られています(同じページ)。

由布院駅や金鱗湖から宇奈岐日女神社までは、歩いて約15分です(YUFUINFOの特集)。湯の坪街道から少し足をのばす散歩に、ちょうどいい距離です。

佛山寺と宇奈岐日女神社は、どちらも観光辻馬車が巡る場所です。歩くのが大変なら、乗り物に乗って回る方法もあります。

YU人
YU人
辻馬車とノルク、どちらも駅から神社やお寺を回るんだよね。どっちに乗ればいいか迷っちゃう!
とりじん
とりじん
辻馬車は約60分で12月末まで、ノルクは約50分で11月まで走るよ。12月に行くなら、選べるのは辻馬車だけになるね。

辻馬車・ノルク・自転車・人力車の選び方

歩く以外の回り方は、馬車、電気の乗り物、自転車、人力車の4つです。旅の時期と予算に合わせて選べます。

4つを表で比べると、次のとおりです(どれもYUFUINFOの掲載、2026年10月30日確認)。

乗り物 時間と料金 受付と休み
観光辻馬車 約60分・大人2,500円 当日9時から先着順・1/1〜3/1休み
ノルク 約50分・大人1,800円 当日9時から先着順・12〜3月運休
レンタサイクル 2時間1,000円〜 予約なしの先着順・定休日なし
人力車 2名乗り1台5,000円〜 9:30〜17:00(土日祝は最終出発が違う)

観光辻馬車

観光辻馬車は、由布院駅を出発して佛山寺と宇奈岐日女神社を巡る、約60分の馬車です。料金は大人(中学生以上)2,500円、小人(4歳〜小学生)1,800円です。この料金は令和7年3月2日に改定されました(YUFUINFO「観光辻馬車」)。

予約は、乗る当日の9:00からYUFUiNFOの窓口と電話で受け付けています。先着順で、9:00の時点では窓口に並んでいる人が優先です。予約したあとの変更とキャンセルはできません。

出発の時刻は、日によって違います。1月1日〜3月1日はお休みで、運行は例年3月2日から12月末までです(YUFUINFOの「辻馬車開き」のページ)。

馬の体調や雨、強風、路面の凍結、猛暑などで、予告なく休むこともあります。天気が怪しい日は、ほかの回り方も頭に入れておきましょう。

電気の乗り物ノルク

ノルクは、最高速度19kmで走る電気の乗り物(EV)です。由布院駅を出て、興禅院と宇奈岐日女神社を回り、駅に戻る約50分のコースです。ドライバーの案内つきで回れます(YUFUINFO「ノルク」)。

2026年の運行日は、4月〜11月の月・金・土・日曜日と祝日です。火・水・木曜日は運休ですが、祝日なら走ります。12月〜3月は、冬のあいだ全日運休です。

出発は10:30、11:30、13:30の1日3便です。料金は大人(中学生以上)1,800円、小人(小学生以下)1,300円。辻馬車と同じく、当日朝9時からYUFUiNFOの窓口と電話で、先着順に受け付けています。

由布院レンタサイクル

自分のペースで回りたいなら、YUFUiNFOのレンタサイクルが便利です。貸し出しは9:00〜17:00(最終受付16:00)で、定休日はありません。天気によっては休むこともあります(YUFUINFO「由布院レンタサイクル」)。

料金はシティサイクルが2時間1,000円で、その後は1時間ごとに500円です。クロスバイクは2時間2,000円で、その後は1時間ごとに1,000円です(2025年10月1日改定)。

電動自転車、子ども用の自転車、2人乗りの自転車はありません。予約や電話での受付もなく、当日の先着順です。

支払いは前払いで、現金かPayPayが使えます(カードは不可)。借りるときは、運転免許証などの本人確認書類が必要です。

走るときは車道の左側を走り、歩道では自転車を降りて押して歩きます。2026年4月からは道路交通法の改正で、違反すると罰金になる場合があります(同じページ)。

人力車

人力車なら、えびす屋 湯布院があります。住所は湯布院町川上3731-1で、営業時間は9:30〜17:00です。土日祝日は最終の出発時刻が違います(YUFUINFO「えびす屋 湯布院」)。

料金は、2名乗りの1台で5,000円からです。コースや所要時間は、お店に直接問い合わせてみてください。

時期で選ぶなら、11月中はノルクも辻馬車も選べます!12月は辻馬車だけ、1〜2月はどちらもお休みです。冬に行くなら、レンタサイクルや人力車、歩いて回る計画にしておきましょう。

由布岳を望む赤レンガのステンドグラス美術館

由布院ステンドグラス美術館は、由布岳を望む赤レンガの建物です(YUFUINFO「由布院ステンドグラス美術館」)。歩き疲れたときに、屋根の下で過ごせる見どころとして覚えておくと便利です。

住所は湯布院町川上2461-3で、駐車場があります。開館時間は9:00〜17:00で、入館は16:30までです。

入館料は大人1,000円、小人500円です。休館日は月ごとに決まる不定休なので、公式サイトで確かめてから出かけてください。

YU人
YU人
車がなくても、由布院盆地を見下ろす狭霧台には行けるのかな?朝霧に包まれた盆地を見てみたいんだけど。
とりじん
とりじん
公式では、車で向かうドライブコースとして紹介されているんだ。バスや歩きで行けるかは、公式の情報では確かめられなかったよ。

車がない旅なら、無理に展望所を目指さなくても大丈夫です。駅前のYUFUiNFO 2階の展望デッキや城橋の上からも、由布岳は十分に楽しめますよ。

盆地ごと見下ろす狭霧台と蛇越展望所

狭霧台は、由布岳のふもとにある、由布院盆地を一望できる展望台です(YUFUINFO「狭霧台」・由布市の観光ページ)。町の中から見上げてきた由布岳と、盆地の町並みを一度に眺められます。

霧がたなびく緑の山すその上にそびえる、頂上が2つに分かれた由布岳。手前の斜面に道路のガードレールが見える

写真: Koda6029 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(狭霧台から見た由布岳、2018年9月の早朝の写真)

狭霧台

狭霧台の住所は湯布院町川上1946-14で、九州横断道路沿いにあります。休憩所としても使われていて、駐車場があり、定休日はありません(YUFUINFO「狭霧台」)。

秋から冬にかけては、朝霧が盆地を包む様子が見られ、撮影に訪れる人が多い場所です。公式では、車で向かうドライブコースとして紹介されています。

時間帯ごとの楽しみ方も、YUFUINFOの特集で紹介されています。

  • 朝:周りの山々がくっきり見える
  • 秋〜冬の朝:運が良ければ朝霧が見られる
  • 夕方:夕陽が見られる
  • 冬:空気が澄んで、遠くまで見渡せる

同じ場所でも、時間と季節で景色が変わるのが面白いところです!

蛇越展望所

もう1つの展望所が、湯布院町川西の蛇越展望所です。やまなみハイウェイ(県道11号)沿いにあり、JR由布院駅から阿蘇方面へ車で約15分です(YUFUINFO「蛇越展望所」)。

ここからは、由布岳と由布院盆地の眺めを楽しめます。秋冬の冷え込む早朝には、盆地が霧に包まれることも。駐車場もあります。

レンタカーなら、朝の狭霧台か蛇越展望所で盆地を見下ろしてから、町へ下りる順番がおすすめです。上から町の形を見ておくと、歩くときに由布岳の位置をつかみやすくなります。

1泊2日の時間割、朝霧は翌日の早朝に

ここまでの場所を、1泊2日の湯布院観光のモデルコースとして時間割にしてみました。朝霧をねらうなら、着いた日ではなく翌日の早朝に組み込むのがポイントです。

下の時間割は、公式の時刻表と所要時間をつないだ例です。

列車の時刻は、JR九州のゆふいんの森のページによります(2026年3月14日改正の時刻、2026年10月30日確認)。バスの時刻は、大分交通の時刻表(2026年10月25日〜11月30日)によります。

着いた日は駅から金鱗湖へ

  • 11:31 由布院着(特急ゆふいんの森1号、博多9:17発)/10:55 由布院駅前バスセンター着(大分空港10:00発の湯布院ライナー)
  • YUFUiNFOで荷物を預けるか、宿へ送る(ゆふいんチッキの受付は15:00まで)
  • 駅前で正面の由布岳を眺める → 湯の坪街道 → 金鱗湖・天祖神社(駅から歩いて約25〜30分+寄り道)
  • 金鱗湖から湯の坪街道へ戻る(由布市の観光ガイドブックのモデルルートで約15分)
  • 預けた荷物は17:00までに受け取る

お店の開く時刻の目安も知っておくと、計画が立てやすくなります。10時前後から開く店があり、たとえばB-speakは10:00、由布院ミルヒ本店は10:30からです(各店の公式サイト)。

翌朝は早朝の金鱗湖と9時の予約

  • 早朝:金鱗湖へ(朝霧は冷え込んだ日だけ。店はまだ開いていない)
  • 9:00 YUFUiNFOで辻馬車かノルクを当日予約
  • 辻馬車は約60分(出発時刻は日による)/ノルクは10:30か11:30発(4〜11月の月・金・土・日・祝のみ)
  • 帰り:ゆふいんの森 2号12:01・4号15:56・6号17:17(由布院発)/湯布院ライナー 13:40・15:50・17:30(由布院駅前バスセンター発)

辻馬車もノルクも、当日の先着順です。着いた日の昼より、泊まった翌朝9時に窓口へ行くほうが、予定を組みやすくなります。

湯布院ライナーの時刻は、2026年10月25日〜11月30日のものです。12月以降に行くときは、大分交通の時刻表で新しい時刻を確かめてください。

日帰りなら

日帰りでも、由布院の中心は十分に歩けます。博多9:17発のゆふいんの森1号なら、由布院に11:31に着きます。17:17発の6号で帰ると(博多19:27着)、由布院にいられるのは約5時間46分です(時刻からの計算)。

大分空港からのバスなら、10:55に着いて17:30発で帰ると、約6時間35分になります(同じく計算)。日帰りの日は、湯の坪街道と金鱗湖を中心に組むのがおすすめです。

朝霧の朝に動きやすい宿の探し方(PR)

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朝霧をねらうなら、湖まで歩いて行ける所に泊まると、早朝に動きやすくなります。朝霧が見られることがあるのは、秋から冬の冷え込んだ日の早朝だからです(YUFUINFOの特集「金鱗湖」)。

駅前に泊まると、早朝に湖まで25〜30分ほど歩くことになります。湖の近くなら、その分だけ早く着けます。宿の選び方とエリアごとの違いは、2日目の記事を見てください。

宿代については、2026年の地震を受けて、大分県の宿代が割り引かれる「九州ふっこう応援割」があります。予算がなくなり次第終わるので、予約の前に特設サイトで受付中か確かめてください。くわしくは2日目の記事でまとめます。

由布院の宿の一覧は、楽天トラベルで見比べられます。

楽天トラベルで湯布院・湯平の宿を探す

博多から特急、福岡・大分空港からバスで

車を使わずに由布院へ行くなら、博多からの特急と、福岡・大分空港・別府からのバスが中心です。時刻と料金は、運行会社と確認した時点を添えて紹介します。

YU人
YU人
特急ゆふいんの森って、当日に駅できっぷを買って乗れば大丈夫?空いている席に座ればいいのかな?
とりじん
とりじん
全車指定席で、列車の中では席を決められないんだ。乗る前に、駅の窓口などで指定席を取っておこうね。

特急ゆふいんの森(博多から)

特急「ゆふいんの森」は全車指定席です。列車の中では座席の指定ができません。乗る前に、窓口などで指定を受けておく必要があります(JR九州「ゆふいんの森」のページ、2026年10月30日確認)。

駅のホームに停まる、緑色の車体に金色の帯が入った特急ゆふいんの森

特急ゆふいんの森(撮影の時期と駅は不明です)

2026年3月14日改正の時刻は、次のとおりです(同じページ)。

  • 下り1号:博多9:17 → 由布院11:31
  • 下り3号:博多10:11 → 由布院12:32発(大分・別府行き)
  • 下り5号:博多14:38 → 由布院16:50
  • 上り2号:由布院12:01 → 博多14:19
  • 上り4号:由布院15:56 → 博多18:10
  • 上り6号:由布院17:17 → 博多19:27

博多から由布院までの下りは、1号が2時間14分、5号が2時間12分です(時刻からの計算)。3号はページに由布院の到着時刻がなく、発車時刻だけが載っています。

由布市の観光ガイドブック(2025年英語版)では、大分駅からは約1時間と案内されています。

運賃は、博多〜由布院の普通運賃と指定席特急料金を合わせて6,130円です。指定席特急料金は、乗る日によって変わります。ネット限定の「九州ネットきっぷ」なら5,600円です(JR九州のページ)。

ゆふいんの森は1日3往復が基本です。ただし11月30日と12月1日〜4日は1・2・5・6号だけで、3号・4号の時刻には特急「ゆふ」が走ります(JR九州の運転日カレンダー)。

ゆふいんの森が運休の日も、特急「ゆふ」が同じ時刻で走ります(車内販売はありません)。運転日は変わることがあり、ページの記載は2026年10月22日時点のものです。

福岡から高速バス「ゆふいん号」

福岡からは、高速バス「ゆふいん号」もあります。西日本鉄道・日田バス・亀の井バスの3社が運行していて、座席指定制なので予約が必要です。予約は、乗る日の前の月の同じ日の8時から始まります。

福岡(天神)から由布院駅前までは約2時間25分です。運賃は由布院駅前バスセンターまで3,250円で、WEB早割7なら2,880円です。停留所には、西鉄天神高速バスターミナル、博多バスターミナル、福岡空港国際線などがあります。

本数は1日14往復です(西日本鉄道のページ、2026年10月30日時点)。西鉄高速バスは2026年10月25日にダイヤ改正があったため、最新の時刻は西鉄のページで確かめてください。

大分空港・別府からのバス

飛行機で行くなら、大分空港から由布院駅前バスセンターまで、大分交通の「湯布院ライナー」が走っています。

2026年10月25日〜11月30日の空港発は、10:00・11:45・14:05・16:05・17:35の1日5本です。所要は55分です(大分交通の時刻表)。

この5本は11月30日までの時刻です。運賃は2,000円です(大分交通の運賃のページ)。予約は不要ですが、定員に達すると乗れないことがあります(亀の井バスのページ)。

大分交通の時刻表には、空港発の便に「お待ちできない場合がございます」、空港行きの便に「飛行機には接続しておりません」と書かれています。

飛行機が遅れたときにバスが待ってくれるとは限らないので、乗り継ぎには余裕を持っておきましょう。

別府駅からは、亀の井バスの36番が由布院へ向かいます。のりばは別府駅西口の1番のりばで、由布院まで約1時間です(亀の井バスのページ・由布市の観光ガイドブック2025年英語版)。

由布院駅前バスセンターは、福岡行きのゆふいん号と大分空港線も同じのりばです(亀の井バスのページ)。帰りのバスも同じ場所から乗れるので、迷わずに済みます。

車なら駐車場マップと裏道マップを先に

車で由布院へ行くなら、出かける前に由布市の駐車場マップと裏道マップを見ておくと安心です。大分自動車道の湯布院ICから金鱗湖までは、車で約10分です(大分県観光情報公式サイト・YUFUINFOの特集)。

金鱗湖や湯の坪街道、辻馬車、ノルクの公式ページは、どれも近くの有料駐車場を使うよう案内しています。金鱗湖と天祖神社には、専用の駐車場の案内がありません(YUFUINFO)。

由布市の駐車場マップと裏道マップ

マップを出しているのは、由布市の「ゆふいんの落ち着いた交通環境をつくろうプロジェクト」です。事務局は由布市役所の湯布院地域振興課です。

プロジェクトの公式サイトで、由布院駐車場マップと裏道マップが公開されています。駐車場マップは2026年9月版のPDFです。

マップには「店舗利用限定の駐車場や予約駐車場は含まれていません」という注意書きがあります。お店の駐車場を使うなら、お店の案内も見ておくと確実です。

このプロジェクトは、AIカメラの渋滞情報をもとに、迂回路の情報も発信しています。道の駅ゆふいんのデジタルサイネージ、Web、SNSで見られます。

連休は中心部の渋滞に注意

連休の渋滞の例として、2025年のゴールデンウィークには、特に5月3日〜5日に由布院の中心部で渋滞が予測されました。特に名前が挙がったのは県道216号線(県道11号線)です(YUFUINFOのお知らせ、2025年の例)。

そのときは、迂回路の誘導看板や裏道マップを使うよう呼びかけられていました。連休や紅葉の時期に車で行くなら、裏道マップを先にスマホで開いておくと落ち着いて動けます。

由布岳の色と行事で見る季節カレンダー

由布岳は、季節によって山の色が変わります。初春に野焼きが行われ、春から夏は若草色、秋は裾野をススキが覆い、冬は枯れ草が黄金色に色づきます(YUFUINFO「由布岳」)。

いつ行っても楽しめるように、由布岳の色と行事、乗り物の運行をカレンダーにまとめました。

時期 由布岳と景色 行事・乗り物
早春(1〜3月) 野焼き 辻馬車は1/1〜3/1休み。3/1に辻馬車開き(一般は乗れない)
春〜夏 若草色 ゆふいん温泉まつり(2026年は4/29)、由布岳山開き(5月第2日曜)、ゆふいん音楽祭(7月下旬)、湯布院映画祭(8月下旬)、ノルク運行(4〜11月)
秋 裾野をススキが覆う。由布岳の紅葉は10月下旬〜11月中旬ごろ、金鱗湖の紅葉は11月上旬〜中旬ごろ(例年の目安) 由布院牛喰い絶叫大会(10月のスポーツの日)、朝霧の季節の始まり
冬 枯れ草が黄金色に。空気が澄んで遠くまで見渡せる(狭霧台) ノルクは12〜3月運休。由布院温泉神楽(毎月1回)

行事の時期は、YUFUINFOのイベントのページによります。音楽祭・映画祭・山開きは、例年の時期の書き方にしています。その年の日付は、公式のページで確かめてください。

紅葉は例年の目安

紅葉の時期は、大分県観光情報公式サイトの例年の目安です。由布岳は10月下旬〜11月中旬ごろ、金鱗湖は11月上旬〜中旬ごろとされています。その年の気象で変わるので、出かける前に色づきの情報を確かめると安心です。

秋は、紅葉と朝霧の両方をねらえる時期です。由布岳の裾野をススキが覆う季節でもあります。

冬の楽しみは由布院温泉神楽

冬に行くなら、毎月1回の由布院温泉神楽も楽しみの1つです。観覧は無料で、2026年11月15日(日)は13:00から乙丸公民館で行われます(YUFUINFO「由布院温泉神楽」)。

その後も、12月13日(日)、2027年1月17日(日)、2月21日(日)、3月14日(日)の日付が、観光局のページに載っています。時刻と会場は、それぞれの回の案内で確かめてください。

まとめ:由布岳を目印に、朝霧は翌朝に

由布院の観光は、由布岳を目印に歩くと、回る順番が自然に決まります。最後に、押さえておきたい点を4つにしぼりました。

  • 駅を出たら正面の由布岳を眺めて、湯の坪街道から金鱗湖へ。歩いて約25〜30分
  • 朝9時にYUFUiNFOで辻馬車・ノルクを予約。11月はどちらも、12月は辻馬車だけ、1〜2月はどちらもお休み
  • 金鱗湖の朝霧は、秋〜冬の冷え込む早朝に。1泊して翌朝にねらう
  • 出かける前に、列車・バスの運行と施設の営業を公式で確かめる

宿のエリア選びは2日目、食べ歩きとお土産は3日目の記事に続きます。由布岳の見える町を、ゆっくり歩いてみてください!

ほかの旅先の回り方も、あわせてどうぞ。

温泉地の回り方なら:箱根の観光の回り方

紅葉の見頃で選ぶなら:香嵐渓の観光ガイド

山あいの集落を歩くなら:白川郷の見どころと回り方

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よくある質問

Q. 由布院駅から金鱗湖まで歩いて何分かかりますか?

A. 約25〜30分です。由布市の観光ガイドブック(2025年英語版)のモデルルートでは約25分、由布市の公式観光サイトYUFUINFOでは徒歩30分ほどと案内されています。

Q. 由布院の観光辻馬車は予約できますか?

A. 乗る当日の朝9時から、YUFUiNFO(駅の隣の案内所)の窓口と電話で予約できます。先着順で、予約後の変更・キャンセルはできません。1月1日〜3月1日はお休みです。

Q. 大分空港から由布院へのバスは予約が必要ですか?

A. 大分交通の「湯布院ライナー」は予約不要です(定員に達すると乗れないことがあります)。2026年10月25日〜11月30日は1日5本、所要55分です。

Q. 金鱗湖に駐車場はありますか?

A. 金鱗湖の専用駐車場の案内はなく、公式ページは近くの有料駐車場の利用を案内しています。由布市のプロジェクトが「由布院駐車場マップ」を公開しています。

Q. 博多から由布院まで特急で何時間ですか?

A. 特急「ゆふいんの森」なら、博多から由布院まで1号が2時間14分、5号が2時間12分です(JR九州の時刻表から計算)。全車指定席で、1日3往復が基本です(2026年10月30日確認)。

数字の根拠

確認日はすべて2026年10月30日です。料金・時間・日程は確認日時点の掲載で、変わることがあります。時間割の時刻のつなぎ方、所要時間(2時間14分・2時間12分・約5時間46分・約6時間35分)は、公式の時刻表をもとにした計算値です。

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