【香嵐渓】観光ガイド、紅葉だけじゃない四季の見頃で一年中楽しむ
愛知県豊田市足助町にある香嵐渓は、香積寺の参道を彩るもみじ並木と、朱色の待月橋、円錐形の飯盛山を中心とした景勝地です。名古屋市内から日帰りで訪れられる距離にありながら、渓谷らしいゆったりとした時間を過ごせる場所として知られています。「紅葉の名所」というイメージが強く、11月以外に足を運ぶ理由が思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか。
雑誌やSNSで見かける香嵐渓の写真は、真っ赤に染まった紅葉のものがほとんどです。そのため「香嵐渓=秋だけの場所」という印象を持ってしまうのも無理はありません。ですが実際には、春夏秋冬それぞれの時期に、紅葉とは違う魅力がちゃんと用意されているんです。
実は香嵐渓は、春はかたくりの群生、夏は新緑と川遊び、冬は足助の町歩きというように、季節ごとにまったく違う表情を見せてくれる場所です。紅葉シーズンの11月は渋滞や混雑が気になるという声も少なくありませんが、他の季節に目を向ければ、もっとゆったりと渓谷の景色を楽しめる選択肢がいくつもあります。友人や恋人と日帰りで出かける行き先を探しているなら、なおさら知っておいて損はない情報です。
この記事では、紅葉シーズンだけに偏らず、春夏秋冬それぞれの香嵐渓の楽しみ方を順番に紹介していきます。名古屋市内から友人や恋人と日帰りで訪れたい方に向けて、渋滞が気になる11月以外の選択肢もあわせてお伝えします。アクセスや駐車場、川遊びの注意点といった実用情報も、香嵐渓の魅力を存分に楽しむための材料として役立ててください。
特に紅葉シーズンの渋滞に一度でも巻き込まれたことがある方なら、季節をずらすメリットは大きく感じられるはずです。宿泊やグルメの詳しい紹介は、次回以降の記事に譲ります。まずはこの記事で、香嵐渓が一年中楽しめる場所だということを知ってもらえたら嬉しいです!
📌 結論だけ先に知りたい方へ
- 春はかたくり群生地(見頃3月中旬〜下旬)、秋は紅葉と2026年もみじまつり(11/1〜30)が見頃です
- 駐車場は通常670台・1台500円、11月のもみじまつり期間は1台1,000円になります
- 名鉄猿投駅からおいでんバスで約46分・800円、車なら猿投グリーンロード力石ICから約15分です
そもそも香嵐渓ってどんなところ?
香嵐渓は、愛知県豊田市足助町にある紅葉と渓谷の景勝地です。香積寺へ続く参道のもみじ並木、巴川に架かる朱色の待月橋、そして中心にそびえる飯盛山という3つの要素が、香嵐渓らしい景観を作り出しています。
名古屋市内から日帰りで訪れられる距離にあり、友人や恋人とのお出かけ先としても人気を集めています。山あいの渓谷という立地ながら、公共交通機関でもアクセスできる点は、車を持たない方にとってもうれしいポイントです。
豊田市というと自動車産業のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、足助町にはこうした緑豊かな渓谷の景色が広がっています。同じ豊田市内でも市街地とはまったく違う顔を見せてくれるのも、香嵐渓の魅力のひとつです。
待月橋は巴川に架かる香嵐渓のシンボルで、川面に映る紅葉と山の紅葉を同時に楽しめるとされています。橋を中心に据えて周辺を歩くだけでも、香嵐渓らしい景色を一通り味わうことができるでしょう。
香積寺の参道、待月橋、飯盛山という3つのスポットは、それぞれ歩いてすぐの距離にまとまっています。1つずつじっくり見て回っても、半日あれば主要スポットを一通り楽しめる規模感です。効率よく回りたい方にも、のんびり過ごしたい方にも合わせやすい観光地です。
「香嵐渓=紅葉」というイメージは間違いではありませんが、それだけで終わらせてしまうのはもったいない場所です。渋滞が気になって11月しか候補に入れていなかった方にこそ、他の季節の魅力を知ってもらいたいと思います。
次の見出しからは、春夏秋冬それぞれの時期にどんな景色が待っているのかを順番に見ていきます。名古屋から気軽に行ける観光ドライブ先を探しているなら、サイクリングなしで楽しむしまなみ海道の絶景ドライブガイドも読んでみてください。
春に行くなら — かたくり群生地が咲く3月
春の香嵐渓でまず注目したいのが、飯盛山の北西向き斜面に広がるかたくり群生地です。約0.5haの斜面に自生してきたかたくりを、地元で長年にわたって保護・育成しながら守り続けています。
かたくりは花が咲くまでに7〜8年もかかる植物で、今のような群生地の景観になるまで長い年月が積み重ねられてきました。すぐに広がる花畑ではなく、時間をかけて育てられてきた景色だと知ると、見え方も少し変わってくるはずです。
かたくりの古名は「堅香子(かたかご)」といい、万葉集にも詠まれてきた花なのだそうです。古くから日本人に親しまれてきた花が、今も飯盛山の斜面で春を告げているというのは、なんだかロマンを感じる話ですよね。
同じ時期にはキクザキイチゲやヤマルリソウ、ニリンソウ、ナベワリ、ヒトリシズカといった山野草も花を咲かせます。かたくりだけでなく、色とりどりの山野草をあわせて楽しめるのも、この時期ならではの魅力です。初夏になるとシャガも咲き始め、春から初夏にかけて次々と違う花を見られるのも見どころのひとつです。
お花見といえば桜のイメージが強いですが、香嵐渓のかたくりも足元を彩る春の風物詩として楽しめます。薄紫色の花が斜面一面に広がる様子は、桜のお花見とはまた違った趣があります。
見頃は例年3月中旬〜下旬とされていますが、その年の気候によって前後する点には注意してください。開花する時間帯については公式サイト内でも表現に幅があるため、日中の暖かい、天気の良い時間帯を狙って訪れるのがよさそうです。雨天や悪天候の日は花が開かないこともあるため、出かける前に天気予報も確認しておくと安心です。
渋滞が気になる11月を避けつつ、紅葉シーズンさながらの華やかさを味わいたいなら、この時期の香嵐渓は特におすすめの選択肢になります。紅葉シーズンのような大混雑になりにくいという点も、静かに景色を楽しみたい方にはうれしいポイントです。
写真を撮るにしても、人混みを気にせずゆっくり構図を選べるのは、この時期ならではの魅力です。友人や恋人と静かな渓谷歩きを楽しみたい方にも、ぴったりの時期ですよ。
夏に行くなら — 新緑と巴川の涼
初夏の香嵐渓は、まぶしいほどの新緑に包まれ、春とはまったく違う景色に移り変わります。待月橋の周辺は木陰が多く、涼を求めて訪れる人や川遊びを楽しむ人で賑わう時期です。
紅葉シーズンの華やかな赤やオレンジとは対照的に、夏の香嵐渓は深い緑一色に染まります。同じ待月橋・巴川の景色でも、季節によってまったく違う表情を見せてくれるのが、香嵐渓の面白いところです。
香積寺の山門も、この時期ならではの見どころのひとつです。深い緑に囲まれた山門の佇まいは、紅葉シーズンの華やかさとはまた違う、落ち着いた魅力を感じさせてくれます。
日差しの強い時期だからこそ、待月橋周辺の木陰で涼みながらのんびり過ごすという楽しみ方も香嵐渓らしい過ごし方です。川遊びを楽しむ人の姿を眺めているだけでも、夏らしい賑わいを感じられますよ。
川のせせらぎや木々のざわめきが心地よく感じられるのも、緑に包まれるこの時期ならではです。紅葉シーズンの賑わいとは違う、落ち着いた空気の中で渓谷を楽しみたい方にも向いている季節です。強い日差しの下で過ごす他の観光地とは違い、木陰の多い待月橋周辺なら比較的涼しく過ごせるのも見逃せないポイントです。
秋に行くなら — 香嵐渓の代名詞、紅葉とライトアップ
香嵐渓といえばやはり紅葉、というイメージ通り、秋は最も多くの人で賑わう季節です。11種類の楓が植えられており、参道から山あいにかけて色とりどりの紅葉が広がります。
11種類の楓が植えられているということは、それだけ紅葉の色づき方にも幅があるということです。真っ赤に染まる木もあれば、黄色やオレンジに色づく木もあり、参道を歩きながら色の違いを見比べる楽しみ方もできますよ。
この紅葉の歴史は江戸時代にさかのぼります。香積寺11世住職の三栄和尚が、寛永11年(1634年)にモミジを植樹したのが香嵐渓の紅葉の起源とされているのだそうです。
400年近く受け継がれてきた植樹の歴史が、今の景観につながっていると考えると感慨深いものがありますね。1本の苗木から始まった営みが、今では香嵐渓を代表する景色として全国に知られるようになったというのは、なんとも壮大な話です。
2026年は「第71回香嵐渓もみじまつり」が11月1日(日)〜11月30日(月)の期間で開催されます。期間中はライトアップも実施され、日没から21時まで、昼間とは違う幻想的な紅葉を楽しめます。
ただし10月31日(土)はライトアップの対象外で、期間や時間の延長は行われない点には注意してください。もみじまつりが始まる前日は昼間の紅葉散策のみとなるため、ライトアップ目当てで訪れる場合は日程に気をつけましょう。
「第71回」という開催回数からも、もみじまつりが長年にわたって地元で受け継がれてきたお祭りだということが伝わってきます。毎年多くの人で賑わう、香嵐渓の秋を代表するイベントとして親しまれ続けているお祭りです。
紅葉そのものの具体的な見頃日は公式には示されていませんが、例年11月中旬〜下旬頃が見頃とされています。その年の気候によって前後する可能性があるので、訪れる直前に最新情報を確認しておくと安心です。もみじまつりの1か月間まるごとが見頃というわけではないので、色づきのタイミングを見計らって計画を立てるのがおすすめですよ。
冬に行くなら — 静かな足助の町歩き
紅葉シーズンの賑わいが落ち着く冬は、足助の町を静かに歩いて楽しむのに向いている季節です。渓谷そのものは落ち着いた雰囲気になりますが、足助の町では季節ごとの行事が続きます。
足助八幡宮では1月7日に七草粥がふるまわれる行事が行われます。新年らしい行事に触れながら、静かな渓谷の空気を感じられる時期です。
2月〜3月には「中馬のおひなさん」も開催されます。足助の古い町並みに飾られたひな人形を眺めながら歩く、この時期ならではの過ごし方です。町家の軒先や店先に飾られたひな人形をひとつずつ見て回りながら、のんびり町歩きを楽しめるのも魅力です。
渓谷そのものは静かな時期ですが、足助の町では行事を通じて季節の移り変わりを感じられます。人混みを避けてゆっくり散策したい方には、冬の足助歩きも意外な穴場としておすすめです。混雑を避けてゆったり足助の町を歩きたいという方には、冬の訪問も選択肢に入れてみてほしいですね。
季節ごとの見頃カレンダーまとめ
ここまで紹介した春夏秋冬の見どころを、一覧表にまとめました。訪れる時期を決める際の参考にしてください。同じ香嵐渓でも、季節によって主役になる景色がまったく違うことが、こうして一覧にすると一目で分かります。
| 季節 | 見どころ | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 春 | かたくり群生地(飯盛山北西斜面)、キクザキイチゲ等の山野草 | 3月中旬〜下旬頃(年により変動) |
| 夏 | 新緑・待月橋周辺の川遊び・香積寺の山門 | 初夏〜夏 |
| 秋 | 紅葉・もみじまつり(2026年11/1〜30)とライトアップ | 11月中旬〜下旬頃(年により変動) |
| 冬 | 足助八幡宮の七草粥・中馬のおひなさん | 1月7日/2〜3月 |
こうして並べてみると、香嵐渓が紅葉シーズンだけの場所ではないことがよく分かります。渋滞が気になる11月を避けて、春のかたくりや初夏の新緑を目当てに訪れるという選択肢も十分にありですね!
季節ごとに違う顔を持つ景勝地という意味では、渓谷の紅葉をもっと楽しみたい方には粟又の滝と紅葉の見頃で満喫する千葉の渓谷旅もあわせてチェックしてみてください。
香嵐渓のシンボルスポット3選
香嵐渓を訪れたら外せない1つ目のスポットが香積寺です。応永34年(1427年)に創建された曹洞宗の古刹で、境内に残る2本の杉は三栄和尚のお手植えと伝えられています。
参拝の際には、飯盛山攻略図が付いた絵馬(700円)や御朱印(300円)を授かることもできます。旅の思い出として、参拝の記念にひとつ手に入れてみるのもよいでしょう。所在地は豊田市足助町飯盛39番地です。
2つ目のスポットは、香嵐渓のシンボルとして知られる待月橋です。巴川に架かる朱色の橋で、川面に映る紅葉と山の紅葉を同時に楽しめる撮影スポットとしても人気があります。
夏には橋周辺の木陰が、涼を求める人たちで賑わうことも先ほど紹介した通りです。季節が変わるたびに違う姿を見せる待月橋は、香嵐渓を象徴する場所です。
3つ目は、香嵐渓の中心にそびえる標高251m、街道からの比高131mの飯盛山です。円錐形をしたこの山には「健脚の道」「歴史の道」「祈りの道」という3つのコースがあり、山頂を3方向から目指せる構成になっています。
50円で購入できる飯盛山攻略図を片手に、自分の体力や時間に合ったコースを選んで歩くのがおすすめです。それぞれのコースの具体的な所要時間は公式には示されていないため、時間に余裕を持って出発するようにしてください。
効率よく回るなら、香積寺で参拝を済ませてから待月橋を渡り、時間や体力に応じて飯盛山のコースを選ぶという順番が歩きやすいでしょう。3つのスポットが近い距離にまとまっているからこそ、無理のない範囲で組み合わせて楽しめます。
これら3つのスポットは、ここまで紹介してきた春夏秋冬どの季節に訪れても、その時々の景色を見せてくれます。何度訪れても飽きない理由は、季節ごとに変わるこの3スポットの表情の違いにあるのかもしれません。
名古屋からのアクセス
電車とバスを乗り継いで訪れる場合は、名鉄猿投駅からおいでんバスの「さなげ・足助線」(百年草方面)に乗り換えます。「香嵐渓」バス停で下車すれば、そこから徒歩約3分で到着です。
猿投駅から香嵐渓までの所要時間は約46分、料金は800円です。バスの本数には限りがあるため、出発前に時刻表を確認しておくと当日慌てずに済みます。
名古屋駅から名鉄猿投駅までの所要時間や、名古屋駅からの総所要時間については、公式サイトでの明確な記載が確認できませんでした。目安としては、名古屋駅から名鉄とバスを乗り継いで概ね1時間45分〜2時間程度と見ておくとよさそうです。
ルートによって変動するため、出発前に乗換案内アプリなどで最新の時刻を確認しておくと安心です。友人や恋人との日帰り旅であれば、余裕を持ったスケジュールを組んでおくと、道中も焦らず楽しめますよ。
車で訪れる場合は、猿投グリーンロード「力石IC」から約15分、東海環状自動車道「豊田勘八IC」から約20分が目安です。名古屋市街地からICまでの所要時間は公式に明記されていないため、カーナビや地図アプリで事前に確認しておくことをおすすめします。
車を持たない方や、道中の景色をのんびり眺めたいという方には、電車とバスを使ったアクセスが向いています。一方で、荷物が多い方や時間を自由に使いたい方には、車でのアクセスが便利です。移動手段は同行者の人数や当日の目的に合わせて選んでみてください。
「香嵐渓」バス停から待月橋周辺までは徒歩約3分と、公共交通機関だけでも十分に主要スポットへたどり着ける距離です。車の運転に慣れていない方や、道中でお酒を楽しみたい方でも、無理なくアクセスできる点は心強いポイントです。
駐車場・混雑のリアル
香嵐渓の駐車場は、通常時は670台収容・1台500円で利用できます。紅葉シーズンにあたる11月のもみじまつり期間中は、1台1,000円に値上げされる点は覚えておいてください。
普段の週末であれば670台という収容台数はそれなりに余裕があるように感じられますが、もみじまつりの期間中は状況が大きく変わることも想定しておきたいところです。
2026年の予約制駐車場の有無や具体的な台数、混雑し始める時間帯、もみじまつり期間中の交通規制の詳細については、公式サイトでの確認ができませんでした。断定的な情報が無い以上、この記事では具体的な混雑時間帯や規制内容をお伝えすることはできません。
公式に混雑時間帯が示されていない以上、確実な対策は「早めに行動すること」に尽きます。特にもみじまつり期間の週末は、午前中の早い時間帯に到着できるよう計画しておくと安心です。
帰りの時間帯も、駐車場からの退出で混み合うことが考えられます。もみじまつり期間中はライトアップ観覧後の時間帯も含めて、行き帰りとも余裕を持ったスケジュールを組んでおくとよいでしょう。
もみじまつりの時期は特に混雑が予想されるため、公共交通機関の利用を検討するのもひとつの手です。最新の駐車場・交通規制情報は、豊田市足助観光協会(0565-62-1272)またはasuke.infoで事前に確認しておくと安心です。
駐車場や混雑への備え方については、ひたち海浜公園の駐車場とアクセス完全ガイドで紹介している考え方も参考になりますよ。
川遊びを安全に楽しむための注意点
巴川での川遊びを楽しむ前に、知っておきたい注意点が2つあります。1つ目は、水位が低いときでも急に深みがあったり、石の上に乗ると滑ったりして危険な場所があるという点です。
見た目には穏やかそうに見える場所でも、足元の状況は一様ではありません。慣れた場所だからと油断せず、常に足元に注意を払いながら遊ぶようにしましょう。特に小さなお子さんは大人よりも水深の変化に気づきにくいため、より一層の注意が必要です。
2つ目は、サイレンが鳴った場合の対応です。サイレンはダムからの放流の合図なので、鳴ったらすぐに川から上がるようにしてください。この2点は足助観光協会の公式情報で確認できているため、安全に楽しむための大前提として覚えておいてほしいポイントです。
子どもと一緒に川遊びをする際は、大人が必ず目を離さずに見守ることが大切です。何か異変を感じたときは、ためらわずに消防へ連絡してください。楽しい時間を過ごすためにも、遊ぶ前にこの2点を家族や友人同士で共有しておくと安心です。
前日の降雨によって川が濁流のようになったり、河原が消えてしまったりすることもあるため、天候にも注意を払っておきましょう。出かける前に天気予報をチェックしておく習慣をつけておくと安心です。
安全に関する情報がすべて明らかになっているわけではないからこそ、看板や注意書きなど現地の最新情報にも目を配ることが大切です。基本のルールを守りながら、渓谷ならではの川遊びを楽しんでください。水遊び用のサンダルなど、滑りにくい足元を用意しておくだけでも、安心感はぐっと変わってくるはずです。
宿泊はどうする?
香嵐渓周辺には宿泊できる施設もいくつかあり、泊まりでゆったり楽しみたいという方も少なくないはずです。日帰りでは味わいきれない、朝や夜の渓谷の空気を楽しめるのも宿泊ならではの魅力です。
渓谷沿いの宿に泊まれば、日帰りでは見られない朝の静かな渓谷や、夜のライトアップ後の落ち着いた雰囲気まで味わえるかもしれません。日帰りでは慌ただしくなりがちなスケジュールも、宿泊であれば余裕を持って楽しめるはずです。宿選びのポイントは、次回の記事で具体的に紹介していきます。
宿ごとの特徴や料金の詳しい比較は、香嵐渓の宿泊ガイド記事でじっくり紹介しています。今回はまず、日帰りでも楽しめる香嵐渓の魅力を知ってもらえたら嬉しいです。
足助の町で小腹を満たすなら
香嵐渓を歩いたあとは、足助の古い町並みを散策しながら小腹を満たすのもおすすめです。足助の古民家で営業する「びっくりや」など、地元で長年親しまれている五平餅の店が点在しています。
香ばしい香りが漂う五平餅を片手に、古い町並みを歩くというのも、香嵐渓ならではの楽しみ方のひとつです。渓谷散策の合間の小休憩にもぴったりですね。
古い町並みを歩きながら小腹を満たせるお店が点在しているのは、渓谷歩きの合間に立ち寄りやすいポイントです。歩き疲れたタイミングで一息つける場所があると、日帰り旅の満足度もぐっと上がりますね。
昔ながらの町家が軒を連ねる足助の町並みを歩くだけでも、香嵐渓とはまた違った風情を味わえます。渓谷散策と町歩きをセットで楽しめるのも、香嵐渓ならではの日帰りプランの魅力です。飲食店やお土産の詳しい紹介は、次回以降のグルメ・お土産特集記事で改めてお届けする予定です。
香嵐渓を一年中楽しむためのモデルプラン
香嵐渓をどの季節に訪れるか迷ったら、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。定番の紅葉とライトアップを目当てにするなら、11月のもみじまつり期間が最も華やかな時期になります。
賑わいの中で写真映えする景色を求めるなら、この時期を逃す手はありません。ただし混雑や渋滞は覚悟したうえで、公共交通機関の利用も検討しておきたいところです。ライトアップまで楽しみたい方は、日没〜21時という時間の範囲も踏まえてスケジュールを組んでおきましょう。
一方で、渋滞や混雑をできるだけ避けてゆったり過ごしたいなら、3月中旬〜下旬のかたくり群生か、初夏の新緑の時期を選ぶのもひとつの方法です。同じ香嵐渓でも季節を変えるだけで、まったく違う景色と雰囲気を楽しめます。
冬の足助歩きも組み合わせれば、一年を通じて4つの違う楽しみ方ができることになります。1回の旅行で全部を巡るのではなく、季節ごとに目的を変えて何度も訪れるという楽しみ方ができるのも、日帰り圏内ならではの魅力です。
友人や恋人と何度も訪れて、季節ごとの違いを見比べてみるのも楽しそうですね!一度きりの紅葉狩りで終わらせず、四季を通じたお気に入りの季節を見つけてみてください。
まとめ
香嵐渓は、紅葉だけの観光地ではなく、春はかたくり、夏は新緑と川遊び、冬は足助の町歩きというように、一年を通して違う魅力を見せてくれる場所です。11月の紅葉シーズンにこだわらなくても、香嵐渓らしい景色や体験を楽しめる選択肢はたくさんあります。
名古屋から日帰りで訪れられる距離にありながら、季節を変えるたびに新しい発見がある香嵐渓に、ぜひ足を運んでみてください。渋滞が気になる方は春や初夏を、賑わいごと楽しみたい方は紅葉本番の11月を選ぶなど、自分に合ったタイミングを見つけてもらえたらと思います。電車・バスでも車でも訪れやすいアクセスの良さも、香嵐渓が日帰り旅の行き先として選ばれ続けている理由のひとつでしょう。
「紅葉の香嵐渓」しか知らなかったという方こそ、この記事をきっかけに他の季節にも目を向けてもらえたら嬉しいです。訪れるたびに新しい香嵐渓の顔に出会えるはずですよ。香積寺・待月橋・飯盛山という3つの定番スポットは季節を問わず楽しめるので、まずはこの3つを軸に旅の計画を立ててみてください。
宿泊やグルメ・お土産の詳しい情報は、次回以降の記事で紹介していく予定です。渓谷沿いの散策をもっと楽しみたい方には、軽井沢の旧軽井沢銀座・白糸の滝散策ガイドも日帰り旅の参考にしてみてくださいね。
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よくある質問
ここまで紹介した内容の中でも、特に気になりやすい5つの質問にまとめてお答えします。旅行前の最終チェックとして活用してください。
Q. 香嵐渓はどこにある?
A. 愛知県豊田市足助町にあります。香積寺参道のもみじ並木・待月橋・飯盛山が中心です。渓谷沿いを歩きながら、3つのスポットを一通り楽しめる規模の景勝地です。
Q. 名古屋から日帰りできる?
A. 電車+バスなら名鉄猿投駅からおいでんバスで約46分・800円です。車なら猿投グリーンロード力石ICから約15分です。名古屋駅からの総所要時間は、名鉄とバスを乗り継いで概ね1時間45分〜2時間程度が目安です。
Q. 駐車場の料金は?
A. 通常670台・1台500円です。11月(もみじまつり期間)は1台1,000円になります。満車になる可能性もあるため、公共交通機関の利用もあわせて検討してみてください。
Q. 紅葉シーズン(11月)以外に行く価値はある?
A. 3月中旬〜下旬のかたくり群生、初夏の新緑と川遊びなど、季節ごとに違う魅力があります。渋滞を避けてゆったり楽しみたい方には、紅葉シーズン以外の時期も特におすすめです。
Q. 紅葉のライトアップはいつ?
A. 2026年は11月1日〜30日、日没〜21時です。10月31日はライトアップなし、期間・時間の延長もありません。日没後の幻想的な紅葉を楽しみたい方は、この期間中に訪れるとよいでしょう。